■ 新生ブガッティの誕生
ミッシェル・ブガッティ、ロマーノ・アルティオリとレナータ・ケットマイヤー。
この3人の写真は、由緒あるブガッティが伝説を厳守するという条件で、新生ブガッティに継承された事を現しています。
彼等は、ブガッティの精神の継承と遺産を守ることに情熱を注ぎながら、今まで以上に商標に力強さを与えていくことでしょう。
Products
1989年エットーレ・ブガッティの誕生日9月15日に、オーラにおいて新生ブガッティの最初の建物がオープン、翌1990年の9月15日にはガンポガリアーノ工場が完成。そして、1991年9月15日エットーレ・ブガッティの生誕110年を記念して、その名もEB110が新生ブガッティ車の第一号として公開されたのです。
1992年9月15日には、新しいブガッティコレクションが送り出され、商標の復活はすでにひとつの歴史となったのです。
そして、ブガッティ世界の復活はかつて見たこともないような国際的な熱狂で染まっていったのです。



■ 新生ブガッティの世界
当社のオーラとガンポガリアーノの工場においてブガッティの生産哲学を守っていくということは、また同時にブガッティが追及する美的な生活哲学を守るということであるり、その結果としてのオーラとガンポガリアーノに工場が生まれたのです。過去を蘇らせるということは、単に過去をひきづりだすということでは決してないのです。
それは過去と現代のコントラストの中で、現代的なイノベーションと融合して初めて過去の趣が生きてくるのです。
私どもを批判的な目でみられる方々も、ショーケースに展示されているものを御覧になれば、納得いただけることでしょう。
ブガッティ伝説を守りつつ私どもは、信頼性と探究の基準にしたがって新生ブガッティを経営していくつもりです。




今日の市場用に作られた商品も、過去のブガッティに備わっていたと同じような美とスタイリスティクなエネルギーを備え、また過去の栄光を守っていけるような商品になり得るはずです。
こういうふうに話を進めていくうちに、EBエットーレ・ブガッティ社の入口に近付いてまいりました。我が社の建物のメインホールにある、小さいけれども手入の行き届いたミュージアムにはブガッティ一家の作品が展示されています。また資料庫には4万にも及ぶ図面とオリジナルの書類が歴史的な資料として眠っていますが、それらの資料を整理する事によって再びブガッティの名声が陽の目をみることになります。
スタイルセンターは、当社の心臓部にあたるものです。
それぞれの分野におけるトップ企業と交わされた国際契約を通じて、市場に出される製品とアイディアを生み出す所なのです。
スタイルセンターは、すべてのコレクションに要求されるスタイルと品質を管理致します。
車以外のブガッティマークの刻まれた製品は、オーラのショールームに展示され、一般に公開されております。
スーパー・カー産業の中心地エミリア地方にあるカンポガリアーノ工場は、メカニカル・アートと自動車の美の復活を願って作られたものです。
イノベーション、デザイン及びハイテク分野に於いて創意にあふれたこの地域は、ブガッティの工場として大いに敵した環境であることがわかります。そしてブガッティの価値あるマークの復活はほかのどんな工場であっても成し得なかった事でしょう。
この点についてはロマーノ・アルティオリと建築家ジャン・パウロ・ベネディーニ(現在ブガッティ・オートモビル社の副会長)はすっかり意見が一致しておりました。
実際には、カンポガリアーノの新工場を訪ねてみれば、建築の素晴らしさに紛れもなく深い感動をおぼえざるを得ないはずです。
本物のブガッティが持つ美しさは、その商品のもつ精神から生まれているものであり、フォルム的かつ美的完璧さのなかに最も秀でた各種才能を結集させたものなのです。
つまり究極のパフォーマンス、エレガンス、エアロダイナミックス、美、快適性、安全性、調和を結集させているのです。
ブガッティとしては、これではまだ充分とはいえないのです。ブガッティの商品は長年の使用に耐え、また所有する人に愛されるものでなければならないのです。こういった最高の新商品を作る為に最も必要なのは、ブガッティ伝説の名に恥じない工場だったのです。

■ 未来への道
世界最速のグランツーリズモ、EB110は歴史が生み出したとも言えます。
とれはカンポガリアーノの…この地にしみわたった労働への情熱から生まれたものです。この製造に必要な環境を生み出した人達こそ真の財産といえましょう。
最先端精密メカニックスと特殊素材の結合。
EB110の赤い楕円形復活を通して意欲的な役割をひきうけていただいたのが偉大な欧州会議でした。
EB110は最新テクノロジーと新素材の開花といえます。
アエロスパシアル社は、カーボンファイバー・シャーシを…メシエ・ブガッティ社は、インテリジェント・ハイドロ・サスペンションを…エルフ社は環境にやさしい潤滑油を…そしてミシュラン・タイヤ社は、EB110によって達成された超ハイスピードの走りを可能にした特製タイヤを供給したのです。
このように、ドイツ・イギリス・米国・イタリーの企業が名をつらねこのサラブレッドに、各々の企業がもつ最高技術が注ぎ込まれました。
1992年にデリバリーされたEB110の第一号車は過去の栄光を蘇らせ、最も有名なエンジン:ブガッティを乗せヨーロッパへ旅立ったのです。
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 EB 112